メリーさんのひつじ

ボイメンの現場の記録

『GANKUTSU-O -復讐の鎮魂歌-』観に行ってきた

こんにちは。今日は最近行った別現場の話をしたいと思います。タイトルの通り、『GANKUTSU-O -復讐の鎮魂歌-』を観に行ってきました!ボイメンと関係ないと見せかけてちょっとだけ関係あります(?)

そもそもどうして観に行くことになったのかというと、ボイメン現場で仲良くなったお友達がいるんですが、そのお友達が応援している方の中に名古屋虎三郎さんという方がいらして(以下トラザさんと呼ばせて頂く)、なにかとそちらの現場に呼ばれることがあるので、今回もそのご縁でゲネプロの招待にご一緒させて頂きました。

ちなみに過去にはトラザさんの所属されているナゴヤ座さん(名古屋円頓寺商店街のカブキカフェ)にもお邪魔させて頂いてます。

このナゴヤ座さんでは毎週水曜日、金曜日、土曜日、日曜日にお芝居が見れるのですが(YouTubeで配信されている日もあってとても手厚い)、今回観に行かせて頂いた『GANKUTSU-O -復讐の鎮魂歌-』はそちらでやっているお芝居の豪華版?みたいな立ち位置なのか?といった公演で、いつものナゴヤ座を飛び出しての劇場公演で、さらにびっくりしたんですが、生オケでの公演でした。オーケストラピットあったやで!

さて、今回の演目について私は完全に予習なしで見に行ってしまったので、巌窟王ってあれだよね?金田一少年の事件簿の中に一回出てきたなんか長い時間閉じ込められてて閉じ込めた人たち恨んでる人だよね?ぐらいの認識でした。だから巌窟王っていう原作があるのかなって思って調べたら原作は「モンテ・クリスト伯」という作品でしかもめっちゃ長かった。勘違いじゃなかったら7冊あった。そんな無知状態で観劇しているので、この先的外れなことを言っていてもご容赦されたい。あとこのブログを書いてる人は人生においてあんまり演劇を見てませんのでほんとに無知人です。そんな無知な人の感想とも言えないようななんか戯言と思って見て頂けると助かります。


ということで、当日は2階の席から観させて頂きました。めちゃくちゃ全景と照明見やすくて楽しいお席でした。あとおひねり届かない席で愉快でした(肩鍛えて出直します) 。

まず公演がはじまって初手で照明にめちゃくちゃびっくりしました。前述の通り作品無知前情報なしで観ていたんですが、登場してきた男性に当たったスポットライトのつくる影がすごく深く、長くて。それだけこの男性は大きな闇を抱えているんだってことが一目瞭然で、これが巌窟王の闇なんだなって思いました。もうその時点でこの人は幸せになれないんだろうなと思いました。

モンテ・クリスト伯爵邸でのパーティーでは、社交ダンスを踊っているような場面がありましたが、女性同士が踊っている組があることに途中で気付いて、案外気付かないもんだな!?と驚きました。でも華やかで可愛かった。あのパーティーではメインの演技が生まれていると同時に背景に人がたくさんいたんですが、私は演劇を見るときにメインの演技の後ろで生まれている背景としての演技というのか、場を作る演技みたいなのが好きで結構見ちゃうんですけど、女性たちの噂話の空気がとても臨場感があって良いな〜と思って見てました。

そのあと出てくるピエール・ダンテスくん。私は彼がとっても好きです。とてもわかりやすい善性。そう、私は良い人が好き。彼は絶対に正しくて、清くて、美しい存在なんだろうなって思ったんですが、その説得力が役者さんの声でした。声がとても綺麗で澄んでて、このキャラクターにこの声めっちゃいいな!と思いました。発声なのか、もともとのお声なのかわからないですけど、すごく好きでした。そして良い人というのは大概の場合不幸になる。ピエール・ダンテスくんは、その後お兄さんの無実を証明しようとがんばるんですけど、上手くいかないところに一人の人生が通り過ぎていくのを感じました。悲しい。(友達のブログを読んでピエールくんは原作には存在しない子だと知ったんですが、Wikipediaを読んでエドモンくんのモデルになった実在の人物がピエールと見てちょっと楽しかった)

そして物語が進んでいくにつれて、戦闘シーンのようなものが増えていくんですよね。この戦闘シーンがとてもかっこよくて!普段、殺陣なんかもやっている人達だと聞いていたので、2階から見ていてもすごい臨場感があって、見入ってしまいました。とくに終盤のモンテクリスト島でのシーンはたくさん戦っていたので見応えがすごかったです。近くでも見てみたかった!

あとすごくはしゃいだシーンは、ヴィルフォールが追い詰められて気が触れてその場の人たちに襲いかかるところです。あの切り替えというか、やってしまおうってなったときの空気がすごいガラッと変わって、纏うオーラが違うものになって襲いかかっていくところがすごく好きでした。映画の「悪の教典」と同じ空気を感じた。

あと最後の方のシーンで、エドモン・ダンテスがメルセデスにアルベールがエドモンの子どもだと明かしたところで一瞬幸せになりそうな気配を感じたけど、絶対に幸せになってほしくなかったからハラハラしました。最初の照明の演出(と言っていいのか)がものすんごく好きだったので、なんかあの印象を裏切ってほしくなかった。結果として、幸せにはならなかったので良かったです。

他にも好きだなって思ったところとか、好きだなって思った照明がいくつかあったんですが期間あけて感想を書いているせいで思い出せなくて悲しい。

最後にフォトセッションがあったのでお写真撮らせて頂きました。

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だいぶ観劇してから時間が経っているので記憶が曖昧だったりするし、観た直後はもっといろいろと思ったことがあった気がするんですが、ここまでが私の限界です。一応書いてることの記憶あってるかな?って友達のブログも読み返したけど、友達のブログ、めちゃくちゃ本読むみたいに観劇しててびっくりした。あなた本読んだらそのまま文章で受け取るタイプ?ちなみに私は本読んだら映像化されて脳内で上映されるタイプです。劇観てる間は本を読むというよりは、テレビを見るという感覚です。そんな友達のブログがこちら→超・極上GANKUTSU-O 2024.7.6-2024.7.7 - 静心なくお金飛ぶらむ

そしてこの一連の話とボイメンになんの関係があるかというと、このナゴヤ座の座長さん( 名古屋山三郎さん)が以前吉原くんの出演した舞台「義経千本桜」で共演していて、吉原くんもナゴヤ座に観劇に行ってるんですよね。

座長さんは本田くんとも「名古屋をどりNEO傾奇者」で共演されてますよね!(写真探したけど見つけられず)

また、先日発表された2025年2月に田村さんの出演される舞台「パコ〜fromガマ王子vsザリガニ魔人」でもナゴヤ座の名古屋参永已さん(永田祐己さん)と共演されるということで、名古屋で活躍されるナゴヤ座のみなさんとボイメンのみんなの縁が繋がっていくのがオタク心にちょっとワクワクして楽しい!みたいなところがあります。

そんなこんなで推しの舞台現場が決まって観劇意欲高まってるので、また推しの稽古期間にでもナゴヤ座さんお邪魔できたらなと思っております。記念課金でガチャガチャしたら王冠の缶バッジが出ました。モンテクリスト島の財宝かな?

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というわけで、拙いオタクの感想文にここまでお付き合い頂いた方はありがとうございました。

ゴヤ座さんおひねり(と呼ばれているなんか駄菓子みたいな見た目の物体)を投げれるのでおひねり投げてみたいオタクはぜひ行ってみてください。入場で白いおひねり何個かもらえて、課金ガチャガチャで金のおひねりももらえるよ!白いおひねりは絶対に投げて帰らなければならないみたいなルールだった気がします。タイミング難しかったけどおひねりチャンスでライトが点灯するシステムだったから投げやすいよ!